私の想い足取り　　～１４回目の逢瀬～

足取り　　～１４回目の逢瀬～

服を直して

トイレを出る

主は　どんどん行ってしまう

何処へ？

私は　幸せ感と寂しさで

主の数メートル後ろをやっと付いていった

寒い夜だった

おしりが　すーすーした

本社ビルに戻って　パブへ

私は　飲み会だと言ってあったから

お酒を飲んで帰らないといけなかった

そこで　おつまみと　少しのアルコール

お料理は美味しかった

カクテルは　ジュースみたい

何より　主のお側にいられることが

この上なく　嬉しかった

けど

主が　嬉しそうじゃない

仕事と一緒で　やらなきゃいけないから　やっただけ？

お仕事で　お疲れだったのだと思う

私を待たせて置いたから　時間も気になっていらしたと　思う

出した後は　眠くなると　聞いてる

パブを出ると

自分で帰れると　何度も言ったのだけど

どんどん行ってしまう主様

○○駅（最寄り駅）まで歩くの面倒だから　タクシーで行こう

そう　仰って　タクシーに乗ると　△△駅（新幹線の駅）までと　主

○○じゃないんだ

よっぽど　疲れていらっしゃるんだ

タクシーの中では　少しだけ　触れていただいたけど

すぐに　眠ってしまわれた

それから　新幹線の改札まで送っていただいた　

行かない方が　良かったのか

私がぐちゃぐちゃうるさいから

黙らせたかったのか

別れ際の

また　連絡してね

とか

私のお礼に対しての

会えて嬉しかったよ

は　社交辞令なのでしょうか？

ああダメだ！　また　疑い始めちゃう

だめだめ　主のお言葉は　そのままとればいい

私も　美辞麗句を並べないように

自分を　偽らないように

ありのままの自分を

見失わないように